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どんな問題文も「4層構造」に持っていく!

STEP3 どんな問題文も「4層構造」に持っていく!

2018年夏の試験で実践例を見てみよう

ここまで読んできて、中には「本当にどんな問題も、この形式で書けるの?」と思っている人もいると思います。確かに、100%すべての問題が、この4層構造で書けるとは限りません。論作文試験の中には、極度に文字数が少ない場合もあれば、出題形式がやや特殊な場合もあるからです。
しかし、そうした一部の例外を除けば、大半の問題は4層構造で書けます。実際の問題文に当てはめながら考えてみましょう。以下は、2018年夏実施試験の問題例です。

勘の良い人なら、4層構造でどのように組み立てたらよいか、すぐに思い浮かぶことでしょう。
注目したいのは、2つの下線部です。①の「どのような教師であると考えるか」は、自身の基本的な考え方を述べるわけですから「序論」で書きます。②の「どのような研鑽を積んでいきたいか」は、実践することを述べるわけですから「本論①」「本論②」で書きます。そして、そのまとめと決意を「結論」で書きます。
上記問題は4層構造で書くのにピッタリですが、以下の問題も、同じタイプの問題です。

同様に①を「序論」、②を「本論①」「本論②」で述べればよいでしょう。
一方で、そうは問屋が卸さないこともあります。以下の問題をご覧ください。

ご覧いただいて分かるように、「どんなことに取り組みますか」とあるだけで、「考え」を述べるように指示していません。この場合は、どうしたらよいでしょうか。
結論から言えば、この問題も4層構造で書けばよいのです。着目したいのは、下線部のすぐ下にある「育成したい資質や能力をふまえて」という記述です。つまり、自身がどのような資質・能力を育成したいかを明らかにした上で、どんなことに取り組むかを述べなさいと言っているわけです。そう考えれば、育成したい資質・能力、例えば「危険を感じたら主体的に行動できる力」などを「序論」で述べればよいでしょう。
次の問題は、さらに厄介です。

ご覧いただいて分かるように、「考えを述べなさい」に、該当するような文言がどこにもありません。
こうした場合も、いきなり「本論①」「本論②」から書くのではなく、「序論」を設けて、自身の考えを述べるようにしましょう。「学校は子どもが安心して過ごせる場でなければならない」などと基本姿勢を示せば、「本論①」「本論②」で述べる具体的実践にも厚みが出てきます。
ただし、この場合に注意したいのは、通常の「序論」よりも少し短めにして、簡潔に述べることです。出題者が一番聞きたいのは、具体的実践ですから、「序論」で考えをダラダラ述べれば、問題に正対していない印象を与えてしまいます。

このつづきは
本誌『教員養成セミナー2018年12月号』をご覧ください!
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