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論作文=オフィスビルはどこが一番重要?

STEP2 論作文=オフィスビルはどこが一番重要?

4段階で分けるのが王道で書きやすい

教員採用試験の論作文を「序論」「本論①」「本論②」「結論」の4段階に分けることは、別に私が考案したことではありません。古くから、教員採用試験の論作文の定石とされてきたもので、多くの指導者がこの形式で書くように指導しています。
もちろん、定石にすぎませんから、絶対にこの形式で書かねばならないというわけではありません。受験生によっては、「起」「承」「転」「結」の形式、あるいはその他の形式で書き、合格を勝ち取っている人もいます。
でも、この連載をお読みの皆さんは、「序論」「本論①」「本論②」「結論」の形式で書くようにしてください。理由は、それが最も簡単で、文章が苦手な人でも最低限の点数が取れる方法だからです。

 

何よりも大事なのは「丁寧な字」!

さて、前のページで、論作文を4階建てのビルに例えて説明しましたが、皆さんはこのビルの、どこが一番大切だと思いますか? 言い換えれば、どこが良ければ、この会社が魅力的に映りますか?
ズバリ言いましょう。一番大切なのは、「見た目」です。いくら内部で優れた仕事をしていても、外観がボロボロで見栄えが悪かったら、廃れた印象がします。一方で、仕事が多少雑でも、外観が美しくて整っていれば、魅力的に映ります。
論作文もこれと全く同じで、一番大切なのは「見た目」です。驚く人もいるでしょうが、冗談を言っているわけではありません。もちろん、「中身」も大切ですが「見た目」を軽視した人は、すべからく痛い目にあっています。
私が「論作文・大切なことランキング」を発表すると、次のようになります。

①丁寧な字、濃い字で、読み手を意識して書いていること
②文章が所定の最終行まで埋まっていること
③「序論」「本論①」「本論②」「結論」などの構成になっていて、メリハリがあること
④冒頭の書き出しが印象的で目を引くこと
⑤出題テーマと、正対して書かれていること
⑥「本論①」「本論②」の見出しが目を引くこと
⑦文章の中に、出題テーマの「重要ワード」や「トレンドワード」が盛り込まれていること
⑧文章を通じて、人柄の良さが感じられ、教職への強い決意がにじみ出ていること
⑨内容が適切で、教育に対する確かな見識が感じられること
⑩「本論①」「本論②」が論理的に書かれていて、筋道が通っていること

皆さんが、論作文試験の重要ポイントとして抱いているイメージは、⑧⑨⑩の内容的な部分ではないかと思います。無論、ここも重要ではありますが、それ以上に大切なのが、外観を中心とした①〜⑦です。いくら⑧⑨⑩が完璧でも、字が雑だったり、行を余していたり、構成にメリハリがなかったりしたら、間違いなく低評価を受けます。①と②に関しては、合格への絶対条件と言っても過言ではないので、強く肝に銘じておいてください。
上記のうち、⑧⑨⑩の力を高めるのは容易ではありません。でも、①〜⑦であれば、訓練をすれば誰でも高められます。この部分をしっかりとマスターすることで合格ラインを目指す。それがこの連載の「戦略」なのです。

STEP3「どんな問題文も『4層構造』に持っていく!」につづく

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