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論作文の基本構造は4階建てのオフィスビル

STEP1 論作文の基本構造は4階建てのオフィスビル

800字ではなく、200字×4本と考える

皆さんが、普段書く文章は、どのくらいの長さでしょうか。Twitterであれば、日本語の上限は140字。LINEでのやり取りなんかは大半が絵文字なので、せいぜい10〜20字くらいだと思います。
一方の教員採用試験の文字数は800〜1200字程度。SNSに慣れた皆さんからすれば、かなりの長文だと感じ、身構えてしまう人もいるでしょう。
でも、身構えてしまうのは、「800字」「1000字」と考えるからです。「800字」ではなく、「200字」を4本書くと考えたらどうでしょうか。Twitterが140字ですから、少しハードルが下がったような気がするのではないでしょうか。

 

ビルの各階にはそれぞれ役割がある

私は、教員採用試験の論作文を「4階建てのオフィスビル」のようなものだと考えています。
具体的に、どういうことなのでしょうか。下の図をご覧ください。4階建てのビルが描かれています。少しいびつな形をしていて、天井高が1階と4階は少し低め、2階と3階は高めになっています。


最上階は、このビルの社長室があります。社長がいるのですから、ここで会社の全体的な方針などが決められます。また、この階の上部はデザインされていて、このビルの外観を印象づけています。
その下の3階・2階にはオフィスがあります。オフィスですから、社長が決めた全体方針を受けて、業務を行っています。また、3階・2階ともに、上部に看板が掲げられています。
そして、1階部分には店舗があります。店舗ですから、この会社の成果物が売られています。
一体何の話やら……と思う人もいるでしょうが、このビルの各階の果たす役割は、そのまま教員採用試験の論作文に当てはめて考えることができるのです。
最上階の社長室は「序論」。ここでは、論作文の問いに対する基本的な考えを述べます。上部のデザインされた部分は「書き出し」の一文。ここが良ければ、全体の印象はぐっと良くなります。
3階・2階のオフィスは「本論①」と「本論②」。ここでは、序論で述べた考えに基づき、具体的に自分が何を実践していくかを述べます。各階上部の看板は、本論①②の「見出し」に該当し、気の利いた言葉で目を引きたいところです。
1階の店舗部分は「結論」で、「序論」「本論①」「本論②」で述べてきたことのまとめを述べます。同時に、強い決意を述べて、読み手の心をひきつけることが求められます。
こうして「序論」「本論①」「本論②」「結論」の4層構造に分ければ、「長文を書く」というプレッシャーから解放されます。あとは、各階の役割にそって、100〜250字の「短文」を書いていけばよいのです。
なお、各階の天井高の差は、「序論」「本論①」「本論②」「結論」の文字量を表しています。割合的には、上から「20%」「35%」「30%」「15%」程度になりますが、多少のズレはあっても構いません。ここでは図の視覚的イメージを目に焼きつけ、それぞれの役割を頭に叩き込んでおいてください。

 

 

STEP2「論作文=オフィスビルはどこが一番重要?」につづく

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