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新指導要領の大きな理念を語っている「前文」

攻略②
新指導要領の大きな理念を語っている「前文」

 

「前文」の見取り図

新指導要領の全体像をつかんだら、次は前文の解説です。前文は、小、中、高校、同じ内容で、指導要領の理念を示している部分です。学校教育の理念は教育基本法に書いてあるのだけれど、それをもっと具体的に示したのが指導要領の前文です。
戦後「試案」だった時代を含めて、学習指導要領ができてから70 年以上が過ぎました。その70年で今回初めて指導要領に前文が付きました。前文が付いている法律はごくごく限られています。指導要領に前文を付けてしまうなんて、改訂の本気度が伝わってきますね。
前文の見取り図は以下の通りです。

「前文」の第1〜 第4段落には、「理想の教育」が書かれています

冒頭(A)には、教育基本法が引用されています。理念の中に理念が繰り返されているわけだから、ちょっとくどい感じかな。教育基本法の引用の下は、4段落からなる文章です(B)。
それぞれの段落に書いてあることを、採用試験の個人面接風に説明してみます。

茶番感が漂いますが、こんな風に答えたら合格点はもらえると思います。だって私の答えは、前文に書いてあることだから。
余談になりますが、前文の中で個人的に気になるのは、第4段落目かな。大人の役割って指導要領に言われても、指導要領の存在すら知らない大人がほとんどだと思うから、「知らなかった」ってことになりそう。どうしたら世の中の大人みんなが、こんな風に思えるのか、その方法も知りたいよね。まさか文部科学省は、学校の先生に対して、大人への教育も期待しているわけじゃないよね……。

 「学校が目指すことを示した『第1 小学校(中・高)教育の基本と教育課程の役割』」へつづく

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