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そもそも学習指導要領って何?

学習指導要領(指導要領)は、日本の教育の「根幹」。と言われてもピンとこない人のために、基礎から解説します。

基礎知識① 学習指導要領の「役割」って何?

日本の教育水準を保っている

学校の教員は、それぞれ独自の授業や子供たちへの指導のノウハウを持ち、日々、改善や工夫を重ねています。授業の進め方も人によってさまざまです。ただし、教える内容や時間が人や地域によって違ってしまっては、日本の教育水準や機会の公平性は保てなくなってしまいます。
そうしたことのないよう、各学校で教育課程(カリキュラム=教える内容)を編成する際の基準として示されるのが、学習指導要領です。

法的な拘束力もある

指導要領は、文部科学大臣が「告示」するものです。一般的に「告示」には法的拘束力はありませんが、指導要領はとても重要なので例外的に法的拘束力を持ちます。教員は必ずこれに沿って指導する必要があり、教科書会社も指導要領を踏まえて教科書を作らなければなりません。
指導要領はいわば日本の学校教育の根幹をなすものです。

 

基礎知識② 教員採用試験ではどれくらい問われるの?

毎年「出題されまくり」の学習指導要領

指導要領は教育現場に深く関わるものなので、教員採用試験にも実によく出題されます。編集部の集計では、2018年度試験(2017年夏実施)において、教育原理の出題のうち、実に42.4%を指導要領が占めます! しかも、来夏は小・中・高の新指導要領が出そろって2回目の試験です。当然、出題の目玉となる可能性は高く、受験生は対策必須です。

 

基礎知識③ 「新」学習指導要領って何?

今は、まさに約10年に1回の改訂の時期に当たる

子供たちに育成が必要とされる資質・能力は、時代とともに変わります。そのため、指導要領はこれまで、約10年に1回のペースで見直され、改訂されてきました。
現行(旧)の指導要領は2008・2009年3月に告示されたもの(2015年に一部改正)。そして、これに代わる新指導要領が、2017年(小学校・中学校)と2018年(高等学校)3月に告示されました。
この新指導要領は小学校では2020年度、中学校では2021年度までに全面実施、高校では2022年度より年次進行で実施される予定です(下の表参照)。
つまり、来夏の受験生は、合格後、すぐに新指導要領に基づいた指導が求められるということです。当然、各自治体も、今後の試験では受験生に新指導要領の知識を身に付けているかを問うはずです。「改訂と受験の時期が重なるなんてついてない」と思う受験生もいることでしょう。でも、見方を変えれば、出題必須の新指導要領をしっかり押さえておけば、確実に得点できるのです。むしろ、的を絞った対策ができると考えましょう。

 

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