教職・一般・専門教養

出題者が問う用語3 育成を目指す資質・能力(三つの柱)

100字で理解

幼稚園から高校のいずれの新学習指導要領等にも共通して登場する言葉。この「三つの柱」を育てることによって、変化の激しい未来の社会を担う、子供たちの「生きる力」につながると考えられている。

三つの柱は必ず暗記する!

新学習指導要領では、幼・小・中・高の教育課程を共通して貫いている「三つの柱」がある。「三つの柱」とは「育成を目指す資質・能力」で、①知識及び技能の習得、②思考力・判断力・表現力等の育成、③学びに向かう力・人間性等の涵養である。
①は、各教科等で基礎的・基本的な知識を着実に習得し、その定着を図るとともに社会的に活用できる知識へつなげていく。技能も同様で、獲得した個別の技能が、経験を重ねほかの技能と関連付けられることで、主体的に活用できる技能として習熟・熟達していく。
②は、「未知の状況にも対応できる『思考力・判断力・表現力等』」の育成で、基礎的に理解していることを予測困難な未来社会においても使える能力へと育むことである。それは、物事の中から問題を発見し解決する過程、精査した情報から自分の考えや集団としての考えを形成する過程、さらには意味や価値を創造していく過程の中で育まれるという。ここでは問題解決学習アクティブ・ラーニングといった学習方法が想定され、今回の改訂の目玉となるところである。
③は、「学びを人生や社会に生かそうとする『学びに向かう力・人間性等』」で、①及び②の資質・能力を、どのような方向性で働かせていくかを決定付ける情意・態度である。それは自分の思考過程を把握するメタ認知や協働する力、リーダーシップ、そして優しさや思いやりなどを内容とする。このような3つの育成すべき資質・能力が、教育課程を貫く「三つの柱」として構想されているのである。
なお「三つの柱」とよく似た言葉に学校教育法第30条第2項の「学力の三要素」がある。これは①基礎的な知識及び技能②思考力・判断力・表現力③主体的に学習に取り組む態度で、混同しやすいので注意が必要だ。

 

水原教授のワンモア解説

「育成を目指す資質・能力(三つの柱)」は、「学びの地図」における「①何ができるようになるのか」にあたるもの。「これからの社会の創ることができる」資質・能力と言ってもよい。

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