教職・一般・専門教養

出題者が問う用語2  学びの地図

100字で理解

新学習指導要領が、子供たちが身に付ける資質・能力や学ぶ内容など、学校教育における学び全体を見渡す「地図」のような役割を担うことを示した言葉。「学びの地図」の全容は、改訂のポイントとして「総則」の章立てに表れている。

「学びの地図」の目的

社会に開かれた教育課程を実現するには、当然のことながら、これまで学校内だけで完結していた教育課程を、学校外にも共有していかなければならない。
このため中教審は、新学習指導要領が「子供たちと教職員に向けて教育内容を定めるという役割のみならず、様々な立場から子供や学校に関わる全ての大人が幅広く共有し活用することによって、生涯にわたる学習とのつながりを見通しながら、子供たちの多様で質の高い学びを引き出すことができるよう、子供たちが身に付ける資質・能力や学ぶ内容など、学校教育における学習の全体像を分かりやすく見渡せる『学びの地図』としての役割」を果たすよう答申で提言した。

 

学びの地図=「総則」の構造

これを受けて、学習指導要領の「学びの地図」としての役割が、6つの方向性として構造化され、「総則」に組み込まれた(上の図参照)。
まず、①「何ができるようになるか」(育成を目指す資質・能力)、②「何を学ぶか」(教科等を学ぶ意義と、教科等間・学校段階等間のつながりを踏まえた教育課程の編成)、③「どのように学ぶか」(各教科等の指導計画の作成と実施、学習・指導の改善・充実)、④「子供一人一人の発達をどのように支援するか」(子供の発達を踏まえた指導)、⑤「何が身に付いたか」(学習評価の充実)、⑥「実施するために何が必要か」(学習指導要領等の理念を実現するために必要な方策)、というのが、「学びの地図」の全体像である。

 

水原教授のワンモア解説

「学びの地図」の①〜⑥の構造は、試験で頻出。面接や論作文でも回答に盛り込むと、新学習指導要領への深い理解をアピールできるので、暗記しておこう。

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