教職・一般・専門教養

出題者が問う用語1  社会に開かれた教育課程

100字で理解

これまでの教育課程は、学校の先生がいかに子供を育てるかが主眼だった。しかし、新学習指導要領では、「よりよい社会を創る」という大きな理念を持ち、学校内外で連携し教育課程を編成していくとしている。

 

新指導要領の最大の柱の1つ

新学習指導要領の「総則」には、「教育課程を通して、これからの時代に求められる教育を実現していくためには、よりよい学校教育を通してよりよい社会を創るという理念を学校と社会とが共有することが求められる。 そのため、それぞれの学校において、必要な学習内容をどのように学び、どのような資質・能力を身に付けられるようにするのかを教育課程において明確にしながら、社会との連携及び協働によりその実現を図っていく」と記載された。そのための具体的な方策として中教審は「①目標を社会と共有」「②資質・能力の明確化」「③社会と連携」の3つを挙げ、答申している。
将来の社会に通用する資質・能力を育成する教育課程が必須であり、多様なスタッフによるチーム学校作りをし、保護者・地域住民・企業・NPO等と連携・協力する地域学校協働本部を設置したり、さらに、コミュニティ・スクールとして学校運営協議会制度を設けたりなど、地域資源の活用によって教育課程を編成し、PDCAサイクルカリキュラム・マネジメントをしていくことが不可欠となる。学校運営上の留意事項でも、「家庭や地域社会との連携及び協働を深めること」とある。

①目標を社会と共有
社会や世界の状況を幅広く視野に入れ、よりよい学校教育を通じてよりよい社会を創るという目標を持ち、教育課程を介してその目標を社会と共有していくこと。

②資質・能力の明確化
これからの社会を創り出していく子供たちが、社会や世界に向き合い関わり合い、自らの人生を切り拓いていくために求められる資質・能力とは何かを、教育課程において明確化し育んでいくこと。

③社会と連携
教育課程の実施に当たって、地域の人的・物的資源を活用したり、放課後や土曜日等を活用した社会教育との連携を図ったりし、学校教育を学校内に閉じずに、その目指すところを社会と共有・連携しながら実現させること。

 

水原教授のワンモア解説

「コミュニティ・スクール」とは「学校運営協議会」が設置された学校(「地教行法」第47条の6)。同協議会は保護者や地域住民からなり、学校や教育委員会の学校運営に意見を述べる。

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