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生徒指導関連トピック「不登校」

生徒指導関連トピック「不登校」
不登校に関する調査研究協力者会議「不登校児童生徒への支援に関する最終報告〜一人一人の多様な課題に対応した切れ目のない組織的な支援の推進〜」2016(H28)年7月
(出る度★★★★)

できた背景

不登校に関する調査研究協力者会議は、2003年に報告「今後の不登校への対応の在り方について」をまとめた。現在でも変わらない考え方をまとめているが、不登校児童生徒数が依然として高い水準にとどまっているため、時代の変化とともに新たに加えるべき点を検証したのが、この報告である。

書いてあること

不登校に対する支援は「学校に登校する」という結果のみを目標にするのではなく、「社会的自立」を目指すことにある。
不登校が生じないような学校作りのために、5つの取り組みが必要と指摘している。

教育に与えた影響

この報告を受けて、文科省からは2016年9月に「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」が出された。
この報告にあるような支援の方針を盛り込んだ「教育機会確保法」が2016年12月公布・2017年2月に施行になり、具体的な取り組みが始まっている。

 

【実施問題】(長崎県 2017年夏実施)
 次の文は、「不登校児童生徒への支援に関する最終報告 〜一人一人の多様な課題に対応した切れ目のない組織的な支援の推進〜」の一部である。内容として正しいものを○、誤っているものを╳とした場合の正しい組み合わせを選べ。
A 不登校児童生徒への支援の目標は、児童生徒がまず「学校に登校できるようになる」「学校に登校しようと思えるようになる」ことを最優先に考える必要があり、そのために必要とされる精神的な自立という点に重点を置き、支援することである。
B 関係機関と連携した支援においては、不登校児童生徒への支援を担う中心的な組織として新たなネットワークを構築することも一つの手段であるが、不登校児童生徒を積極的に受け入れる学校や関係機関等からなる既存の生徒指導・健全育成等の会議等の組織を生かすなどして、効果的かつ効率的に連携が図られるよう配慮することが重要である。
C 学校は、定期的に家庭訪問を実施して、児童生徒の理解に努める必要がある。また、その際には、児童生徒や保護者の心情に対して安易に共感する姿勢を示すことのないよう注意し、状況の改善に向けて適切に指導することが重要である。
D 不登校児童生徒への支援においては、一旦欠席状態が長期化すると、学習の遅れや生活リズムの乱れなども生じて、その回復が困難である傾向が示されていることから、早期の支援が必要である。そのため、予兆への対応を含めた初期段階から、段階ごとの対応を整理し、組織的・計画的な支援につながるようにする必要がある。
⑴  A ◯  B ◯  C ◯  D ◯
⑵  A ◯  B ╳  C ╳  D ╳
⑶  A ╳  B ◯  C ╳  D ◯
⑷  A ╳  B ╳  C ◯  D ◯
⑸  A ◯  B ○◯  C ╳  D ╳

【解答&解説】⑶⇒A:正しくは「不登校児童生徒への支援の目標は、児童生徒が将来的に精神的にも経済的にも自立し、豊かな人生を送れるよう、その社会的自立に向けて支援することである」と示されている。C:「第5章 学校等における取組」「2 不登校児童生徒に対する効果的な支援の充実」「⑸家庭訪問を通じた児童生徒への積極的支援や家庭への適切な働き掛け」を参照。正しくは「学校は、定期的に家庭訪問を実施して、児童生徒の理解に努める必要がある。また、その際には、児童生徒や保護者の心情を受け入れ、共感し、寄り添う姿勢を大切にし、適切な働き掛けとなるように組織的・計画的に行うことが重要である」と示されている。

 

 

 

 

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