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【教育原理】2017年夏の実際の試験問題に挑戦!

2017年夏の実施問題①(宮崎県)

次の各文は、「不登校児童生徒への支援に関する最終報告〜一人一人の多様な課題に対応した切れ目のない組織的な支援の推進〜」(2016年7月 不登校に関する調査研究協力者会議)の中で述べられている内容である。その内容として正しいものには○を、誤っているものには╳を付けよ。

⑴ 不登校児童生徒への支援の目標は、児童生徒がまず「学校に登校できるようになる」「学校に登校しようと思えるようになる」ことを最優先に考える必要があり、そのために必要とされる精神的な自立という点に重点を置き、支援することである。
⑵ 関係機関と連携した支援においては、不登校児童生徒への支援を担う中心的な組織として新たなネットワークを構築することも1つの手段であるが、不登校児童生徒を積極的に受け入れる学校や関係機関等からなる既存の生徒指導・健全育成等の会議等の組織を生かすなどして、効果的かつ効率的に連携が図られるよう配慮することが重要である。
⑶ 学校は、定期的に家庭訪問を実施して、児童生徒の理解に努める必要がある。また、その際には、児童生徒や保護者の心情に対して安易に共感する姿勢を示すことのないよう注意し、状況の改善に向けて適切に指導することが重要である。
⑷ 不登校児童生徒への支援においては、一旦欠席状態が長期化すると、学習の遅れや生活リズムの乱れなども生じて、その回復が困難である傾向が示されていることから、早期の支援が必要である。そのため、予兆への対応を含めた初期段階から、段階ごとの対応を整理し、組織的・計画的な支援につながるようにする必要がある。

【解答】⑴―╳ ⑵―○ ⑶―╳ ⑷―○
【解説】⑴不登校児童生徒への支援は、学校に登校するという結果のみを目標にするのではなく、児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて、社会的に自立することを目指すことが必要。⑶保護者への働き掛けが保護者の焦りや保護者自身を追い詰めることにつながり、かえって事態を深刻化させる場合もあることから、保護者に対しては、児童生徒への支援等に関して、課題意識を共有して一緒に取り組むという信頼関係をつくることが重要(第3章「不登校児童生徒への支援に対する基本的な考え方」より)。

 

2017年夏の実施問題②(福井県)

次の各文は「道徳」について述べたものである。各文の正誤の組み合わせとして正しいものを選べ。

⑴ 2016年11月18日に出された文部科学大臣メッセージでは、これまでの道徳教育において、読み物の登場人物の気持ちを読み取ることで終わったり、「いじめは許されない」ということを児童生徒に言わせたり書かせたりするだけの授業に対する反省から、「あなたならどうするか」を真正面から問い、自分自身のこととして、多面的・多角的に考え、議論していく「考え、議論する道徳」への転換が求められている。
⑵ 道徳教育は学校の教育活動全体を通じて行うことを基本とし、2002年にはじめて作成・配付した教材「心のノート」を2014年に全面改訂し、教材「私たちの道徳」として作成・配付した。
⑶ 2015年3月に小・中学校学習指導要領の一部を改訂し、道徳の時間を「特別の教科 道徳」として位置付けて検定教科書を導入するとともに、担任による数値評価を行い、調査書(内申書)への評価記載を可能とした。
① ⑴―○ ⑵―○ ⑶―╳
② ⑴―○ ⑵―╳ ⑶―╳
③ ⑴―○ ⑵―╳ ⑶―○
④ ⑴―╳ ⑵―○ ⑶―○
⑤ ⑴―╳ ⑵―○ ⑶―╳
⑥ ⑴―╳ ⑵―╳ ⑶―○

【解答】
【解説】⑶「数値評価」は誤り。入試で活用したり、調査書(内申書)に記載したりもしない。

 

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