論作文(論文) | 最新号の内容

新藤久典の熱血!論作文「猛トレ」〜「非連続型テキスト」の出題を攻略せよ!③

猛トレ③ 優れた論作文から学べ!

 次に、同じ問題例について、合格水準に達している答案例を記述例4として示す。

記述例4が評価できる点は次のようなことだ。
●序論において、中学校教師の視点から、表に現れている2つの問題点を的確に指摘できている。それも、小学校のデータとの比較、高等学校のデータとの比較を行った上で、中学校教師として考えなければならない課題を的確に指摘できている点が高く評価できるのだ。
●序論において、日本の子供の「自己肯定感の低さ」について言及し、自己肯定感を高める上で効果的な方法を2つ紹介している点が高く評価できる。この内容は、2016 年10 月に開かれた教育再生実行会議に文部科学省が提出した資料において示されたものだ。中央教育審議会でも示された資料であるが、「中央教育審議会答申等」と「等」を付しているので問題にはならない。このように、出典が不確かな場合は、「中央教育審議会答申等」のように記述しておけば問題ないことを覚えておくとよいだろう。
●本論①において、地域貢献活動を取り上げている点も、中学生という発達段階にふさわしいものだ。加えて、その展開例にも説得力がある。東日本大震災以降、中学生はただ単に社会から守られる存在ではなく、その体力・能力に応じて社会に貢献することが期待される存在として位置付けられている。それを踏まえて、こうした社会貢献活動を取り上げることは、時代の流れ、社会の動きを的確に捉えた実践であり、高く評価できよう。
●本論②においては、序論で紹介した自己肯定感を高めるために有効な方策の2項目目を受けて論述している。中学生という発達段階を踏まえ、具体的に生徒が活動する様子を示せており、説得力がある。また、学級担任として指導・支援をどのように行うかについても触れており、高く評価できる内容だ。

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