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教職大学院誌上オープンキャンパス〜愛知教育大学 大学院教育実践研究科 理論と実践の「融合」を探究する教師を育成

教職大学院制度がスタートした年から開学している愛知教育大学。
教育現場が抱える問題の多様化,複雑化,深刻化に対応する高度職業人としての学びを生かして,既に多数の教員が現場で活躍しています。

●愛知教育大学 大学院教育実践研究科 https://www.aichi-edu.ac.jp/kyoshoku/

同大学院の特色

愛知教育大学大学院教育実践研究科(教職大学院)は、学校教育に関する「理論と実践の融合」を掲げ、理論と実践力と、応用力を備え、指導的役割を果たせる教員の養成を目指しています。専攻代表の倉本哲男(くらもとてつお)教授は「研究した学習理論を職員室にそのまま持って行っても通用しない。どのように理論と実践を融合すれば受け入れられるのかを考えることが大事だ」と話します。
愛知教育大学は、幼稚園から大学までの各学校種に対応した教員を養成する「教育の総合大学」で、東海地方を中心に学生を集める広域型の大学です。教職大学院は2008年に設置され、教育現場が抱える問題の多様化、複雑化、深刻化に対応できる高度専門職業人としての教員を多数輩出してきました。
定員は50人で、教員を目指すストレートマスターや社会人の基礎領域(35人)、現職の教員を対象とした応用領域(15人)の2コースで構成しています。
授業の開講は、原則として火曜日と水曜日と金曜日のため、現職教員は勤務を続けながら学習することができます。一方、ストレートマスターは授業のない日に週2日ほど、愛知県内に約80校ある連携協力校で「学校サポーター」として活動し、経験を積みます。「学んだことを翌日の授業ですぐに実践できる」のは大きなメリットです。今後は現職教員の負担を考慮して、より学びやすい制度にする予定です。
多様な背景を持つ実務家教員や研究者らによるチ ーム・ティーチング(T・T)も強みの一つ。基礎領域と応用領域の共通科目の中では、例えば愛知県内でも文化の違いがあると言われている東部の三河地方、西部の尾張地方、名古屋市の学校現場や、児童相談所などで活躍した特任教授など、多様な教職経験のある教員が授業をして、研究者教員とともに理論と実践の融合を図っています。
応用領域では、これまでの教職経験に合わせて、授業力をアップする「授業づくり」、学級経営力をみがく「学級づくり」、学校改革力を身に付ける「学校づくり」の3履修モデルから一つを選択。より専門的、実践的な問題解決方法の企画立案を学び、他の教員に指導するために必要な理論化の力を鍛えます。
また、小学校教員免許状の取得が可能なコースも人気です。取得に必要な科目と基礎領域の標準履修科目とを並行して学び、修業年限3年で免許を取ることができます。

 

履修内容

2年間の履修内容
同学の教職大学院には、ストレートマスターや社会人を対象とした「基礎領域」と、現職教員の「応用領域」があります。
基礎領域は、大学で修得したことを元に多様な学校環境に応じた実践ができる教師の育成を目指し、全ての分野を総合的に修学します。
応用領域は、3つの履修モデル①授業づくり(カリキュラム開発・教科指導)、②学級づくり(学級経営、生徒指導、進路指導、教育相談、道徳教育)、③学校づくり(学校経営)―の中からひとつを選択します。専門的な理解を深め、いじめや不登校などの問題に対処できる実践的指導力を養成します。

●現職教員学生とストレートマスターの協働の学び。

 

実習のスケジュールと内容
実習は、目的別に分かれています。例えば、自動車産業に携わる外国人労働者の子弟が多い地域事情をふまえた「外国人児童・生徒に関わる学修」などがあります。院生の担当教員は、実際に院生たちが学ぶ地域を巡回し、日本語指導に課題を抱えている児童生徒の現状を把握して、解決の方策について院生と一緒に検討します。より効果的な実習にするため、また学びの場を拡大するために、学校以外に教育委員会、社会教育機関、病院、福祉施設、企業、N P O での実習も設定しています。

 

実習科目

愛知教育大学教職大学院では、学校現場の課題と、領域ごとの育成すべき人材像にあわせ、実習を目的別に分化しています。実習は、原則として実習校の勤務時間に合わせて行い、担当教員が巡回指導します。

 

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