最新号特集ダイジェスト | 『教セミ』流学習法 | 教職・一般・専門教養

自分に必要な対策法をチェック!教育心理

C判定のあなた
→教育心理の人物・用語が頭に入っていないレベルといわざるを得ません。

正答数が4問以下だったあなた。1〜4で解けなかった問題はありませんか? ある場合は要注意。教育心理の最大の特徴は、毎年似たような問題が出るということ。1〜4の問題も、いずれも昔からある実にオーソドックスな問題で、これらの問題で1問でもつまづいてしまった人は教育心理の過去問に手をつけておらず、問われている内容をあまり理解していないといわざるを得ません。

古川先生の問題解析─初級問題編 ※問題はこちら
(千葉県・千葉市):「評価」は毎年必ず出る基本中の基本といってもよい分野です。特にブルームによる3つの評価時期(診断的評価、形成的評価、総括的評価)と、評価基準(相対評価、絶対評価)は必ず押さえておきたい内容です。
(神奈川県・横浜市・川崎市・相模原市):マズローの欲求階層説も必出の内容です。5つの段階は頭に叩き込むようにしてください。
(京都市):ピアジェによる4つの段階名と大まかな年齢、キーワードが頭に入っていれば解ける問題です。どんな参考書や問題集にも載っているレベルですので、必ず解けるようにしておきたい問題です。
(福岡市):カウンセリングは「指示的カウンセリング」と「非指示的カウンセリング」に分かれ、教員採用試験では圧倒的に後者の方が多く問われます。空欄①に入る用語の候補として「愛着」というものがありますが、カウンセリングについての基礎知識があれば「愛着」という用語はあり得ないということが分かるでしょう。

C判定の人の学習法①
まずはテキストに「目」を通そう

C判定の人は、教育心理の基本的な用語や人物についての知識がまだありません。そういう人が問題集を開いても、理解することはできないでしょう。そのため、まずはテキストを開いて一通り目を通すことをお勧めします。この際、無理に暗記しようとする必要はありません。まずは人物名とキーワードについて「何となく聞いたことがあるレベル」で頭に入れます。その後、問題を解いていけば、まったく歯がたたなかった問題も、問われている内容は理解できるようになるでしょう。これを繰り返し、少しずつ試験で問われる人物や用語、出題パターンなどをつかんでいくようにしてください。

C判定の人の学習法②
頻出トップ10の人物・功績を覚える

教育心理は、人物名やキーワードがセットで問われることがほとんどです。次のよく出る10人の名前と功績(研究内容・キーワード)は合わせて覚えるようにしてしまいましょう。

●古川先生が選んだ教育心理の頻出トップ10の人物
・マズロー:欲求階層説
・フロイト:精神分析、発達段階説
・ピアジェ:認知発達と道徳性の研究
・ロジャーズ:非指示的カウンセリング
・ボウルビィ:愛着(アタッチメント)
・ブルーム:形成的評価と完全習得学習
・エリクソン:8つの心理社会的危機
・クレッチマー:体質類型
・スキナー:オペラント条件づけの理論
・ジェンセン:環境閾値説

 

 

B判定のあなた
→基本はOK!  あとは問題文をしっかりと把握し、間違えなく解答できるようにしましょう。

正答数が5問以上7問以下だったあなたは、中級以上の問題にも正答しているはず。
基礎力はあるので、以下のような視点で問題を再確認してみましょう。

永井先生の問題解析─中級問題編 ※問題は教員養成セミナー10月号 p.23〜参照
(京都府):「学習」「評価」「動機づけ」を総合的に問う問題です。人物・用語の暗記だけではなく、内容を理解していないと解けない問題です。正答できた人は、しっかりと内容を理解していると自信をもってよいでしょう。
(埼玉県・さいたま市):随伴性認知や分散認知といった用語は心理学領域でもあまり耳慣れない用語です。聞いたことのない用語があるので、慌ててしまう可能性があります。目新しい言葉に惑わされず、基本的な用語をもとに正誤を答えてください。
(奈良県・大和高田市):出てくる人物は、どれもオーソドックスな名前ですが、特に選択肢③の内容でフロイトの名前を挙げさせるのは珍しいといえます。しかし、①②④の内容で正しい人物を挙げられれば、正解を選ぶことは可能です。

B判定の人の学習法
いろんな自治体の過去問を繰り返そう

5、6、7のいずれかの問題を間違えてしまった人は、基本は理解できていますが、問題の出され方に不慣れであるか、出題者のひっかけパターンを見抜けていない可能性があります。そうした人は過去問を繰り返しましょう。その際、自分の志望自治体の過去問を何年分も解くのではなく、幅広くいろいろな自治体の問題に挑戦するようにしましょう。これにより、自分の苦手領域をつぶすことができます。

 

 

A判定のあなた
→教育心理はばっちり! 専門的な「心理学」の領域まで理解しているレベルです。

全問正解だったあなたは、教育心理の勉強を相当重ねてきたはずです。人物とキーワードを覚えているだけでなく、内容もしっかり理解しています。申し分ありません。

古川先生の問題解析─上級問題編 ※問題は教員養成セミナー10月号 p.25参照
(東京都):挙がっている人物名はオーソドックスである一方、とても長い問題文を読みつつ、誤っている部分を見抜かなくてはいけない非常に難しい問題です。特に(3)の「勇気づけ」という用語は心理学辞典にも載っていないレベルのもの。正解できた人は心理学領域にも精通していると自信をもってよいでしょう。

A判定の人の学習法
「心理学」領域に手を広げてもよい

現段階で、ここまでの実力を備えている人は、専門的な「心理学」を勉強すると、どんなに難しい問題が出ても怖くありません。ただし、市販の心理学の本は、試験で問われるような内容ではないので、心理学科の人が読むような心理学の概論書で勉強することをお勧めします。心理学が好きな大学生であれば、心理学の講義を聴講すれば、さらに理解を深められるでしょう。

(※監修:古川聡)

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