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今夏のトレンド1・新学習指導要領 〜10分でできる3ステップ対策講座

今夏の試験にチャレンジする前に  10分でできる3ステップ対策講座

STEP1
そもそも「学習指導要領」って何?(所要時間3分)

学校教育の「根幹」

学習指導要領は、簡単に言えば各学校で教育課程(カリキュラム)を編成する際の基準です。授業の進め方は教師によってさまざまですが、教える内容が人によって違っては困ります。全国的な教育水準を一定に保つために、子供に教えるべき内容を定めたものが、学習指導要領です。
学習指導要領は、文部科学省が「告示」し、法的拘束力があります。教師は必ずこれに則って子供たちを指導する必要があり、教科書会社も学習指導要領を踏まえて教科書を作らなくてはいけません。学習指導要領はいわば、学校教育の根幹をなすものです。

どんな種類があるの?

学習指導要領(幼稚園は「教育要領」と呼ぶ)は校種別に5つあります。書店などで市販されているほか、文部科学省のホームページでも見られます。なお、学習指導要領には本編のほかに教師用の「解説」書も存在します。

STEP2
そもそも「新」学習指導要領って何?(所要時間3分)

約10年に1回改訂されてきた

社会の変化とともに、学校教育もその変化への対応が求められます。このため、これまで学習指導要領は約10年に1回のペースで、改訂されてきました。今回の新学習指導要領は、今後小学校では2020年度、中学校では2021年度までに全面実施、高校では2022年度より年次進行で実施(告示は2017年度)される予定です。

内容・構成は?

新学習指導要領の構成は,現行(旧)学習指導要領とほぼ変わりなく、どの校種もいくつか「章」で成り立っています。基本的な構図は右の図の通りで、「総則」→「各教科」「それ以外」という流れになっています。
ただし、今回の改訂で初めて「総則」の前に「前文」が入りました。また、内容面でも小学校3・4年生から「外国語活動」、5・6年生で「外国語」(教科としての英語)を実施することになるなどの大幅な変更が見られました。受験生には、現行(旧)の指導要領を押さえるとともに、新学習指導要領ではどう変わったのかといったことを頭に入れておくことが求められます。

 

STEP3
頻出ポイントを押さえる(所要時間4分)

対策必須の「総則」

学習指導要領のうち、教員採用試験で最もよく出題されるのは「総則」です。教育課程全体に関わる重要事項が記載されていて、新学習指導要領のキーワードとされる「社会に開かれた教育課程」や「主体的・対話的で深い学び」「カリキュラム・マネジメント」といった考え方もここに登場します。
また、注目したいのは現行(旧)学習指導要領にはなかった「前文」です。「前文」には教育基本法第1条(教育の目的)、第2条(教育の目標)が引用されているほか、教育課程の意義や学習指導要領が果たす役割など、重要事項がギッシリ詰まっています。来夏の試験でも要注意です!!

重要キーワード

新学習指導要領は、新しい考え方が多数取り入れられたことでも注目されています。学習を始めたばかりという受験生は、まず、重要キーワードを押さえるところからスタートしましょう。

■社会に開かれた教育課程
よりよい学校教育により、よりよい社会をつくるという理念を学校と社会が共有していくための教育課程。必要な学習内容をどのように学び、どのような資質•能力を身につけられるのかを教育課程において明確にし、社会と連携•協働し実現するというもの。詳細は本誌のp100にて。

■子供たちに育成すべき資質•能力の3つの柱
① 何を理解しているか、何ができるか(生きて働く「知識・技能」の習得)
② 理解していること・できることをどう使うか(未知の状況にも対応できる「思考力・判断力・表現力等」の育成)
③ どのように社会•世界と関わり、よりよい人生を送るか(学びを人生や社会に生かそうとする「学びに向かう力・人間性等」の涵養)

■主体的・対話的で深い学び
主体的な学び→学ぶことに興味や関心を持ち、見通しを持って粘り強く取り組むとともに、自らの学習を振り返り、次の学習につなげる。
対話的な学び→子供同士の協働や教職員や地域の人との対話などを通じて学ぶ。
深い学び→自ら問いを見出し、課題の追求や解決を行うなど、創造的な学び。

■カリキュラム・マネジメント
児童生徒や地域の実情を踏まえ、各学校が設定する学校教育目標を実現するために、学習指導要領に基づく教育課程を編成し、それを実施した上で、評価し改善していくこと。

今回、編集部がトレンドにあげたのは、新学習指導要領のほかにも、あと6つあります。このつづきは…

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