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元試験官5名が語る! 私が太鼓判を押した受験生

面接試験では、どのような受験生が好印象を持たれるのでしょうか。かつて教員採用試験の面接官を務めた5名の方々に、自身が「この人なら大丈夫!」と太鼓判を押した受験生の話を語っていただきました。

 

教職への思いは言葉や態度に現れる
伊藤 陽一(元京都市面接官・公立小学校長/立命館大学大学院教職研究科准教授)

求められる明るさと落ち着き、自然な受け答え

「人の一生を左右する、極めて責任の重い仕事である。」
私が初めて教員採用試験の面接官として臨む際に、先輩の面接官から言われた一言です。その重い言葉を胸に、面接会場では受験生以上に緊張していた自分がいたことを、今も鮮明に覚えています。
今まで数多くの受験生と面接をする中で、好印象を抱いた受験生に共通している点があります。それは、明るい表情の中に落ち着いた雰囲気を身にまとい、自然体で受け答えができているということです。面接官が質問していることを的確に理解し、簡潔・明瞭に答える。そんな人がいると、面接する側も突っ込んで聞きたくなり、緊張感のある中にあってもインタビューのように楽しい対話をすることができたものです。
また、受験生の中には、分からない質問に対して「分かりません」「勉強不足でしたので、また勉強しておきます」と素直に答えた人もいました。その正直な態度に場の雰囲気が和み、その人の持っている謙虚さと温かさを感じたものです。

 

強い意思と覚悟が感じられた受験生

中でも強く印象に残っている受験生がいます。その人は、面接官の目を真っすぐに見つめ、こう言いました。「私のアピールポイントは、どんな時も前向きに考え、いろいろな方から学ぼうとする向上心です。」
きっぱりとよどみなく答えたその態度から、「何としてでも教師になりたい」という強い意思はもちろん、教職に就くにあたっての強い覚悟のようなものをひしひしと感じたものです。その人が発する言葉の一つ一つに、揺ぎ無い決意と、向上心が感じられたことを今でもよく覚えています。

 

教師には柔軟性や協調性も求められる

集団面接では、他者の発言を傾聴し、否定することなく、意をくみ取りながら話を深めたり、整理したりしていた受験生が印象に残っています。周囲の状況を判断して、自分が本当に伝えたいタイミングで話したり提案したりする姿から、その人の柔軟性と協調性を感じることができたものです。
集団面接においては、場を仕切りたがるタイプの受験生もいれば、周囲の目を警戒するあまりアピール度が低い受験生もいました。そうした人に対しては、学校という組織の中で、果たして同僚や子供たち、保護者や地域住民など、多様な人たちと一緒に仕事をしていけるのだろうかと不安を覚えたものです。

 

「面接」だと過度に意識しないこと

受験生の皆さんにとって大切なのは、「面接」であることを過度に意識せず、できる限り自然体で、簡潔に自分の思いや考えを伝えることだと思います。教師として、知識の量を増やすことも大切ですが、自己の持ち味やアピールポイントを明瞭かつ謙虚に語れる力を身に付けることも大切なので、努力してみてほしいと思います。

 

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