最新号特集ダイジェスト | その他

教職大学院誌上 オープンキャンパス 早稲田大学大学院教育学研究科高度教職実践専攻(教職大学院)

全国屈指の規模と実績
各地から集う多様な人材の中で
理論と実践力に磨きをかける

教職大学院の中でも、屈指の規模を誇る同学。全国各地から多様な人材が集い、院生同士が活発に学び合う雰囲気の中で、日々充実した学習活動が展開されています。

早稲田大学大学院教育学研究科高度教職実践専攻(教職大学院) https://www.waseda.jp/fedu/gted/

 

特色

2008年4月の開設以来、400名を超える修了者を学校教育の場に送り出してきた同大学院。全国でも指折りの人気大学が開設する教職大学院とあって、院生は全国各地から集まってきます。「現職教員の中には、遠方の都道府県から来た人や私立学校から来た人も少なくありません。学部卒の院生にとっては、そうした人たちとの対話と交流を通じて、多様な教育事情に触れられる環境があります」と、教務主任・油布佐和子教授は言います。

特色の一つは、院生の自主活動が活発な点です。校種・教科単位の自主組織がいくつもあり、院生同士の勉強会や修了生を招いての講習会などが頻繁に開催されています。加えて定員が60名と多いことから、同じ校種や教科の仲間に恵まれており、それが同じ目標を持った者同士で学び合い、高め合う雰囲気のバックボーンとなっているのです。

そうした院生同士の強い結び付きは、修了者の強力なネットワークへと継承されています。修了者の多くは、各校でリーダー的役割を果たしていますが、修了者が定期的に集まり、情報交換会などを通じてさらに専門性を高めています。また、在学生と修了者による組織として「早稲田大学学校教育学会」があり、年に2回、修了者による活動報告や研究発表も開催されています。

強力な修了者ネットワークは、学習・研究活動の充実にも寄与しています。実習の受け入れ先となる連携協力校は、関東近郊を中心に80校以上にも上りますが、その中には修了者が勤務する学校も少なくありません。学部卒の院生にとっては、安心して実習やボランティアに参加できる環境が整えられていると言えます。

「グローバルな教育リーダーの育成」を掲げ、国際交流活動に力を注いでいる点も特色の一つです。毎年3月には、 ロンドン大学・IOE(Institute ofEducation)への短期学生国際交流プログラムを実施し、2016年度は7名の学生が参加しました。

開設10年目にあたる今年度は、大学院教育学研究科の「高度教職実践専攻(教職大学院)」として再編。カリキュラムのさらなる充実等が図られたところで、今後も優れたスクールリーダーを輩出していくことが期待されています。

名称:早稲田大学 大学院教育学研究科高度教職実践専攻
(教職大学院)
修業年限:2年(2年制コース)、1年(1年制コース)
定員:60名(2年制45名/1年制15名)
授業時間:月曜〜土曜  9:00〜21:25
※1年制コースへの入学は現職教員で一定の要件を満たす者のみ。
教員免許状未取得者対象のコースはなし。

 

「早稲田大学学校教育学会」での修了者による発表の様子(異文化理解)

 

2年間の履修内容

カリキュラムは、大きく「基本科目」「学校における実習」「分野別選択科目」「共通選択科目」の4領域に分かれていて、修了までに必要な単位等は以下の通りとなっています。

□基本科目…18単位
「必修」16単位と「選択必修」5単位で構成されています。必要履修単位数が18であるため、必然的に「選択必修」の5単位から最低でも2単位を選んで履修する必要があります。「基本科目」の大半は、1年次に取得する履修スケジュールです。
□学校における実習…10単位(詳細は下記参照)
□分野別選択科目…16単位
A〜D分野の24科目(計45単位)で構成されています。科目の内容は多岐にわたり、院生は自分が必要な領域を発展的に学び、教師としての力量を高めていくことができます。

学部卒院生(ストレートマスター)が修了までに必要な総単位数は46 単位です。上記3つの必要単位数を合わせると44単位なので、残りの2単位は、「基本科目」「分野別選択科目」から上乗せして履修するか、「共通選択科目」から履修することになります。

なお、履修計画の立案に際しては、メンターと呼ばれる指導教官が各院生につき、丁寧に助言等をしてくれます。また、各科目の授業は、現職教員と学部卒院生の混成グループで進められ、グループワークやディスカッション等が数多く行われます。学部卒の院生にとっては、現職教員から知識・技能を吸収しながら、実践的な指導力を高めていける環境が整えられています。

実習のスケジュールと内容

「学校における実習(10単位)」は、「学校臨床実習Ⅰ(5単位)」「学校臨床実習Ⅱ(2単位)」「学校臨床実習Ⅲ(3単位)」で構成されています。学部の教育実習との最大の違いは、長期間にわたって行うため、教育活動や児童生徒と深く関われる点です。授業はもちろんですが、学級経営に関わったり、校務分掌の会議に参加したり、行事運営に参加したりといったことも経験します。すなわち、教員の仕事をトータルに経験することで、教師としての総合力を高めることができるのです。

「学校臨床実習Ⅰ」は、1年次の10〜11月にかけて25日間、集中的に行われます。実習に際しては、事前指導に十分な時間を割き、課題意識を持って取り組めるようにします。また、実習終了後には事後指導や報告会等を通じて、改善点や課題を洗い出し、2年次の研修へとつなげます。

「学校臨床実習Ⅱ」は、2年次の9〜 10月にかけて10日間行われます。ここでは、「学校臨床実習Ⅰ」で取り組んだ校務全般の理解や授業実践力の向上に加え、生徒指導やキャリア教育、地域連携などのテーマに対する取り組みも実践します。

「学校臨床実習Ⅲ」は2年次の10〜11月に15日間行われる集大成的な実習で、それまでの実習を通じて発見した課題をさらに深め、教師としての実践力を高めます。

なお、2年次の「学校臨床実習Ⅱ」と「学校臨床実習Ⅲ」は、院生のテーマやニーズに応じて、週1〜2日の実習を通年で行うこともできます。

教職大学院での授業の様子

基本科目
授業設計の実践力


授業を設計するとは何か、どのような視点と方法で行うかについて理解を深めるとともに、そのための具体的な手法を修得します。

基本科目
児童生徒の社会性・規範意識を育てる開発研究


子供の変化を理解し、人間としての成長発達をうながすための手法等を修得します。

分野別選択科目
総合的な学習の時間の実践研究


ドラマ的手法による分析等も用いながら、「総合」の理論と実践を修得します。

学校における実習
学校臨床実習Ⅰ


学級活動、授業、特活、校務分掌等を観察・体験し、さらには自ら実践することを通じて、深く考察します。

学校における実習
学校臨床実習Ⅰ(報告会)


実習を通じて体験し、気付いたことや学んだことなどを報告します。

学校における実習
学校臨床実習Ⅲ(報告会)


報告に基づいて、実習で取り組んだ課題について、研究考察した結果を意見交換し、深い学びにつなげます。

教育データ対策 これ一冊でいっき解決! 3ステップ過去問分析の進め方 教員養成セミナーのご紹介 教セミLine@ 教員採用試験対策サイトへ

最新号のご案内