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模擬授業 試験官に太鼓判をもらう9つの鉄則

教師としての「実践的指導力」を見る模擬授業。「この人なら大丈夫」と太鼓判を押してもらうためには、どのような準備と心構えが必要なのでしょうか。押さえておくべき9つの鉄則について、解説していきます。

 解説 鹿俣 克美(玉川大学教師教育リサーチセンター客員教授)
坂下 孝憲(玉川大学教師教育リサーチセンター客員教授)
平井  広(玉川大学教師教育リサーチセンター客員教授)

  

鉄則1 模擬授業の基本的な流れを知る

2016 年夏実施の教員採用試験において、1次もしくは2・3次試験で模擬授業を実施した自治体は55。全体の約8割にも上ります。模擬授業の実施形式と課題の提示方法は、それぞれ2つの種類があります。

●実施形式
① 教科指導方式:実際の教科・科目の授業を行うもの。
② 生活指導や生徒指導などについて、朝の会・帰りの会、道徳の時間などを想定して話をするもの。初めての保護者会での挨拶や、年度初めの学級開きなどが課題として出される場合もある。●課題の提示方法
① 当日提示型:面接試験当日に課題が提示され、構想時間が5〜15分程度与えられる(構想時間の長さは自治体による)。
② 事前準備型:事前に課題が提示され、2次試験当日までの準備を可能とするもの。使用する教材をあらかじめ準備することを認めたり、学習指導案を提出させたりする自治体もある。いずれの場合でも、試験当日は5〜10人程度の受験者でグループを作り、1人が先生役、残りの受験者が児童生徒役を演じるパターンが一般的です。ただ、自治体によっては試験官が児童生徒役を務めることもあります。実際に授業を行う時間は10分程度。制限時間になったらストップがかかるので、授業の途中であってもやめなければいけません。先生役を終えた受験者は、児童生徒役に回ります。

鉄則2 試験官の“気持ち”を推し量る

模擬授業で大切なことは、試験官がどのような視点で受験生を見ているのか、「評価の視点」を知っておくことです。一般的に試験官は、校長や教頭(副校長)、教育委員会関係者などが務めます。試験官は、自分の専門の教科・科目の授業を評価することもあれば、専門外の授業を評価することもあります。そのため、必ずしも受験者の教科・科目についての専門性や実践的な指導力を見ているわけではありません。

では、受験者のどこを見ているのでしょうか。この問いに対する答えは、試験官の立場と気持ちを考えると導き出されてきます。学校管理職や教育委員会の職員は、学校の管理や運営、監督を行う立場にあるわけで、そうした視点から「“チーム学校”の一員として一緒に働きたい人」「教職を一生の仕事にできる人」を採用したいと考えています。つまり、受験者が、単に授業を上手くこなせるかどうかではなく、教師にふさわしい人間性を備えているか、教師としての将来性があるかなどを見極めたいと考えているのです。

こうした試験官の立場と気持ちが理解できれば、模擬授業でどのような態度をとるべきなのか、大まかな方向性が見えてくるのではないでしょうか。

このつづきは、

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