論作文(論文)

教セミ流 論作文の秘技 ①“想定外”のテーマが出た時の対処法

 論作文は、練習を重ねたテーマから出るとは限りません。どんなに多くのテーマで練習を重ねても、初見の問題に直面することはあります。“想定外”のテーマにぶち当たった時は、どうすればよいのでしょうか。“教セミ流”の上手な対処方法を紹介します。

 例えば、本特集で取り上げた15テーマをしっかりとマスターして、本番に臨んだとします。そこで、例えば次のようなテーマが出題されたら、どうすればよいでしょうか。


①キャリア教育の実践 ②児童虐待への対応

 

 いずれも15テーマにはなく、受験生の中には「どうしよう!」と焦る人もいることでしょう。でも、“想定外”だからと言って、慌てる必要はありません。テーマ1〜 15できっちりと練習を積んでいれば、ちょっとした工夫で十分に対応することができます。それぞれ、見ていきましょう。


①キャリア教育の実践

 キャリア教育は、新学習指導要領においてもその重要性が指摘されるなど、学校教育における大きな課題の1つです。その狙いは、学んだこと、できるようになったことを通じて、子供たちに社会との関わりを考えさせ、将来への展望や見通しを持たせるところにあります。そう考えると、15テーマのうちいくつかのテーマと関連性を見出すことができます。


序論をどう書くか

 キャリア教育の土台は、子供たちが社会を生きていくために必要な資質を身に付けさせることにあります。そう考えると、テーマ5(「生きる力」の育成)との関連性を見出すことができます。テーマ5の序論(P.021)を見ると、次のようにあります。


テーマ5(「生きる力」の育成)の序論

「生きる力」は、確かな学力、豊かな人間性、健康・体力の3要素から成る。2002年実施の学習指導要領で導入されたこの概念は、グローバル化の進展や人工知能の開発など社会が急速に変化する現代においてこそ、不可欠な資質・能力と言える。私は一人一人が「生きる力」を身に付け、社会とより良く関わっていけるようにするため、次の2つのことに取り組んでいく。

 

もちろん、このままではテーマ「キャリア教育の実践」の序論として使えません。そこで、少しだけ内容を変えてみます。


変更後

キャリア教育の基盤を支えるのは、確かな学力、豊かな人間性、健康・体力の3要素から成る「生きる力」である。「生きる力」は、グローバル化の進展や人工知能の開発など社会が急速に変化する現代においてこそ、不可欠な資質・能力と言える。私は一人一人が「生きる力」を身に付け、社会とより良く関わっていけるようにするため、次の2つのことに取り組んでいく。

 

変更したのは、冒頭の下線部のみです。完璧とまでは言えませんが、テーマ「キャリア教育の実践」の序論として及第点に達してはいます。

 

この続きは、

本誌『教員養成セミナー2017年5月号』をご覧ください!

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