躍動する若手教師

File18 倉澤沙綾(くらさわさあや)先生 埼玉県立越谷北高等学校

   「先生みたいに書けたら、かっこいいのに」
倉澤先生が書いた文字を見て、生徒がつぶやきます。
書くことの喜びを知ってほしい。
先生の願いは、かないつつあるようです。

 

Q1 書道の教師を目指したきっかけは?

幼少の頃より、教えることや学校という場所が大好きだったことから、教師という職業に憧れを持っていました。ただ、“書道”の教師を目指すようになったきっかけは、中学3年生のとき、友人に付き添って参加した高校の学校説明会です。

日本で唯一“書道科”のある高校だったのですが、展示されていた生徒の作品を見て、「私もこんな風に書けるようになりたい」と強く思ったのです。それまで特に書道を習ったりはしていませんでしたし、私立高校への推薦も決まっていたのですが、急きょ、進路変更。書道教室に通い、無事、進学することができました。そして、書道の技術だけでなく、姿勢や礼儀に至るまで、丁寧に厳しく指導をしてくださる恩師と出会い、書道教師の道を目指しました。

 

 

Q2 授業を行う上で、心掛けていることは?

生徒の実態を把握することが大切です。本校の場合、「知りたい」「学びたい」という意欲の強い生徒が多いので、ただ書くだけでなく、手本とする古典の時代背景や風土、作風など、他教科にも生かせる知識を伝えられるよう、教材の工夫をしています。

また、心を落ち着け、正しい姿勢で書に取り組むために、礼儀や言葉遣いも大切にしています。特に言葉遣いについては、授業中に限らず、気になったら注意するよう心掛けています。とっさのときに出てくる言葉は、日常的に使っている言葉です。日頃から注意を促し、社会に出たときに困らない、正しい言葉遣いを身に付けてほしいと思っています。

 

 

Q3 今までで、一番嬉しかったことは?

「書けた!」「書けるようになった!」という言葉が、何より嬉しいです。生徒には、書いていく中で“書く喜び”を知ってほしいと願っています。また、指導を通して上手く書けるようになった生徒から、「先生ってすごい!」などと言ってもらうのも、やはり素直に嬉しいです。

 

Q4 10 年後、どんな教師になっていたいですか?

日々経験を重ね、教師として成長していたいというのはもちろんですが、採用試験に合格したとき、初任者として赴任したときの気持ちも、忘れずに持っていたいです。好きなことを仕事にできている幸せ、教師として働くことができる喜びを感じながら、生徒と向き合える教師でありたいと思っています。

 

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