躍動する若手教師

File16 大西未紗(おおにしみさ)先生 大阪市立西中学校

小柄な大西先生のよく通る声が,
ざわめく理科実験室に響きます。
実験の内容は「力の合成」。
先生の指示を受け,生徒たちは手際よく実験を進めていきます。

 

 

 

Q1 教師になって,変わったことはありますか?

生徒に嫌われてもいいと思うようになりました。教師を目指していた学生の頃は,生徒と仲良くなりたい,嫌われたくないと思っていましたが,教師になってすぐ,それでは教師は務まらないと気付きました。教師には,時に厳しく生徒を指導する必要があります。生徒のためになることならば,嫌われることになっても構わないと思って取り組んでいます。

 

 

 

Q2 授業を行う上で,心掛けていることは?

私語を慎む,教師の指示に従うといった授業の規律を守らせることです。私は1年目の初任者ですが,講師として2年勤めた本校にそのまま配属されたので,生徒たちにとっては3年目の教師になります。それでもまだまだ “お姉さん”のように見られ,甘くなってしまう部分があります。しかし,規律が守られなければ授業は成立しません。特に,私が専門とする理科では,実験等に危険を伴うこともあるので,生徒の安全を守る上でも,規律を守ることについては,意識して指導しています。

 

Q3 教師として,今後の課題は?

理科好きの生徒を増やすことです。実は,2016年の5月頃から,大阪市教育委員会の「理科観察実験充実プロジェクト」に参加させていただき,授業案や新しい実験方法等について協議を行ったり,他の先生方にプレゼンテーションをしたりしています。初任者の自分がこうしたプロジェクトに参加するのは,大きな挑戦でしたが,ベテランの先生方から指導をいただく良い機会にもなり,スキルアップにつながっています。プロジェクトでの経験
を生かし,理科が苦手な生徒にも,面白さを感じてもらえる授業を行っていきたいと思っています。

 

Q4 教員志望者へのメッセージをお願いします。

自由に使える時間がたくさんあるうちに,いろいろな経験をしておいてください。楽しい経験も失敗した経験も,生徒と接する上で生きてきます。また,専門教科の学習を積んでおくことも大切です。専門教科であっても苦手な領域,よく知らない領域はあると思います。自分が学生の頃にはなかった器具や教材があることもあります。教師は全領域の授業を行わなければならないので,生徒に指導するようになった時のことを考えて,学習をしておくと良いと思います。

 

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