教員採用試験の基礎知識

民間企業から教員に転身したい! でも、実際にはどうしたらいいの?

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STEP1 まずは自身の“熱い思い”を確認する

「公務員だから安定していて楽。」そう考える人もいますが、そんなに甘くはありません。教師という仕事は、時につらく厳しい時もあり、子供を相手にするがゆえの責任もあります。だからこそ、“やりがい”を感じる仕事でもあります。民間企業から教員を目指す人は、何より「日本の子供たちの未来を担うのだ」という熱い思いを忘れずに、挑んでほしいと思います。

 

STEP2 教員免許の種類を知る

当たり前ですが、教員になるには教員免許状が必要です。
免許状には、普通免許状、特別免許状、臨時免許状の3種類があります(教育職員免許法第4条1項)。一般的なのは、普通免許状を取得(取得見込み)した上で、自治体の採用試験に合格するというルートです。特別免許状と臨時免許状がどのようなものかは下に記載しておきますが、本特集では普通免許状の取得を前提に話を進めていきます。
普通免許状は、大きく次の3種類に分かれています。

専修免許状:大学院修士課程修了レベルで取得可
1種免許状:大学卒業レベルで取得可
2種免許状:短期大学卒業レベルで取得可

なお、2種免許状を持つ人は、教員となった後に1種免許状を取得するよう努力義務が課せられています。

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STEP3 教員免許状の取得方法を知る

「普通免許状」を取得するのが、教員になる上での王道!ということで、ここからはその具体的な取得方法について見ていきます。
一般的に普通免許状を取得する場合、通常は大学等で学位取得のための単位とともに、教育職員免許法に定められている科目の単位を修得しなければなりません。その中には、実際に学校の教壇に立って授業を行う教育実習も含まれています。
一方で、大学は卒業したものの、教員免許は取得しなかったという人の場合、どのようなプロセスを経て教員免許を取得すればよいのでしょうか。具体的には、下記のような方法があります。

・大学の通信教育課程に入学する
・大学院(教職大学院を含む)に入学する
・夜間大学に入学する
・資格課程科目等履修生となる
・教員資格認定試験に合格する(幼稚園・小学校・特別支援学校のみ)

これら選択肢のうち、どれを選べばよいかについては、その人の単位取得状況、取得したい免許状の校種・教科などによって異なります。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

 

Q 特別免許状や臨時免許状を取得して教員にはなれないの?
結論から言えば、普通の社会人等が、特別免許状や臨時免許状を取得して教師になるということは、難しいと言えます。2つの免許制度について、簡単に解説しておきます。

■特別免許状(授与された都道府県内のみで有効。有効期限10年)
特別免許状は、都道府県教育委員会が実施する教育職員検定などを経て授与される免許状です。この検定を受けられるのは、担当する教科に高度な知識経験や技能を有している人(看護師や薬剤師などの特定の資格を持つ人など)など限られた人たちです。
基本的に、一般の人が自由に受検できる試験ではないということを覚えておきましょう。

■臨時免許状(授与された都道府県内のみ有効。有効期限3年)
学校が、普通免許状を持つ職員を採用できない時など、臨時的に助教諭や養護助教諭として採用するために付与するものです。これも、例外的な措置であり、一般の人が取得できるものではありません。

 

このつづきは

 

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